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基本設計

基本設計
 
学生市民交流ハウス「FLAT」
下屋と屋根吹き上げ防止用の亜鉛メッキの円柱とで日本家屋の縁側のような半屋外空間を生み出している

イチョウに囲まれたコミュニティスペースとして計画されました。地域に開かれた大学を目指すという島根大学構内におけるコミュニティ拠点の計画です。敷地は大学正門のすぐそばにあり、敷地周囲を囲うイチョウの木は、大学構内に四季の移ろいを感じさせ、秋には黄色くなった葉が敷地を覆います。「学生市民交流ハウスFLAT」は、学生と市民が気軽に交流できるスペースとして、いわば、大学の「縁側」として構想されました。
建物の構成はLVLの門型フレームとガラスでつくられたワンルームの大空間に設備関係を収めた入れ子状の箱を配置し、二つの空間にゆるやかに仕切ったシンプルなものです。入口側のスペースは、ミニレクチャ―や会議も開催できる賑やかな空間、奥側のスペースはゆっくり思考することができる落ち着いた空間となっている。それらが相互につながるように、室内の箱を中心とした内周と室外の外周のテラスとで、二重の回遊性を保つことで、交流の機会を広げています。竣工は2013年3月です。
2014年4月4日にオープンセレモニーが行われました。
<<島根大学 総合理工学部 建築デザイン学科>> 〒690-8504 島根県松江市西川津町1060

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